土曜日, 1月 27, 2018

東野圭吾著「ブルータスの心臓」、大手MM重工に勤務する末永、彼は少年時代貧困と不遇の時を過ごし成長し自分で大学を卒業し現在の職についた。彼は職場の女性と付き合い深い関係にあった、だが彼女は大学時代に二度も堕胎するなど末永一人でなく複数と関係していた。彼女の妊娠を契機に関係持った三人が共謀して殺人計画を立案した。しかし結果は思わぬ方向に展開し仲間の室長が殺害された。さらに仲間の一人も青酸カリによって殺害される。警視庁の必死の捜査にも拘わらず進展は皆無で生きずまる。著者のプロットは素晴らしく読者を最後まで一気に頁を繰らせる力がある。しかし最後の犯人のどんでん返しには性急さが見られ残念だ。

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