水曜日, 11月 08, 2017

今野敏著「欠落」、本書は警察小説である。警察小説といえば、黒川博行である。今回釧路空港で買い求めた書だ。誘拐事件が発生し人質交換要員として新人のSITの大石が出向く。さらに管内での殺人事件が発生本部が設置され地道な捜査が開始される。だが永として被害者の情報が引き出せない。そこに沖縄那覇での殺人事件さらに三鷹署内での殺人事件と連鎖情報が加わり、事件の様相が一変する。公安を管轄する警察庁からの警視正の捜査本部への派遣と事件は公安がらみと発展し宇田川巡査部長は通常の殺人事件でないと悟る。幕切れはあっけないが、通常の警察業務を管轄する捜査官らと公安との駆け引きを題材に物語が急展開してゆく。

0 件のコメント: