IT社長の徒然日記
創業以来30数年、読書を通して思うことを日記として記していきたいと、思いました。オーディオ、ジャズ、ゴルフ、海外旅行、酒その他諸々について。
木曜日, 6月 01, 2017
宇江佐真理著「雷桜」、
江戸からほど近い瀬田山を望む山村に生を受けた游、幼児にして誘拐され森深く閉ざされた峡谷で育てられた父親は忍者らしき者だったという。図らずも游はある日実家、瀬田家に戻ってくる。物語は游を中心に江戸清水家の斎道徳川の殿様の十七男という男と游の兄助三郎との縁で邂逅を果たす。游は後に紀州五十五万国の頭首となる斉道の子を宿すことになる。情景を含めプロットも巧で江戸庶民の人情を底辺に人間関係のそこはとない刹那さを見事に描いている。
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