火曜日, 5月 02, 2017

P・G・ウッドハウス著「ジーヴスと朝のよろこび」、ウッドハウスの長編である。このユーモアたっぷりの作品を戦時下、ドイツによる捕虜として収容所を転々とした時期に脱稿したというのが信じがたい。ウースター青年と彼を取り巻く親戚、友人、知人を交え様々な事件、困難の渦中でジーヴスの才気溢れる状況判断により窮地を脱する長編物語だ。ジーヴスの登場は控えめだがウースターの窮地を前に登場する彼と青年ウースターのコンビは読者をほのぼのと幸せにしてくれる。

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