火曜日, 5月 02, 2017

アンドレアス・グルーバー著「月の世は暗く」オーストリアはウィーンを舞台に展開する刑事物語だ。次々と女性が誘拐され拷問され殺害される。起動捜査課の刑事ザビーネの母が拷問殺害された。ドイツから来た偏屈で奇人の事件分析官マールテン・スナイデルという人物と捜査を担当することになる。犯人カール・ボーニは幼児虐待を受け精神疾患を患う青年だ。麻薬や強姦で捕まるが裁判所からの通達でセラピーを受けることになる。幼児期に読んだと思われる絵本を題材にそこに書かれた殺人を次々に実行する。セラピストを襲い誘拐し彼女らの指をハサミで次々と切り落としてゆく。二人の執拗な捜査が続き犯人を遂に追い詰めた。

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