月曜日, 11月 17, 2014

国本家老の要請で脱藩し江戸に向かう青江又八郎の身に起こる様々な事件を中心に小気味よい文体と相まって読者を楽しませる。


土曜日, 11月 15, 2014

SF小説であるが、現代からみるとプロットは新鮮味に乏しい。時間旅行つまりタイムマシンによる時空を超越するといった趣向とコールドスリープ冷凍睡眠による未来へ辿り着く発送も今やちと古い感を否めない。


水曜日, 11月 12, 2014

時代は、戦国時代後期徳川勢が大阪城の秀吉亡きあとに攻め入るクライマックスを背景に、風太郎という伊賀の忍者が生ける物語である。750ページにも及ぶ大著であるにも拘わらず、最後のページまで繰ることができた。空想の世界にも拘わらず、何故か現実に起こった出来事のような気分で読んだ。



水曜日, 11月 05, 2014

みおつくし料理帖シリーズの「八朔の雪」の初作から一気に最終作「天の梯」へと読んでしまったようだ。幼友達を吉原の廓から年季明けを勝ち取った主人公が、思いを寄せる源斉先生と大阪に旅立っていく最終章だ。